塩素消毒は飲料水、プール水、その他各種用水廃水の浄化に広く普及され、伝染病の予防と環境衛生の改善に効果を上げています。塩素剤による殺菌・消毒・脱臭などの処理にあたっては、適正な用法と確実な効果を確認するために、残留塩素濃度の測定は日常欠かすことができません。
ここにご説明するDPD法は、安全でしかも高精度で遊離残留塩素が測定でき、JIS(参考法)水道法にも採用され、広く普及されております。
【DPD法は、USA Standard methods (For examination of Water and Waste water)と、WHO(Standard
for Drinking Water)に準拠して開発されました。】
塩素消毒では、殺菌力の強い遊離残留塩素による水質管理が重要です。DPD法では、遊離残留塩素を分離測定しますので、消毒効果を正しく確認できます。
従来の緩衝剤と発色剤を1パックにし、1剤で遊離残留塩素が測定できます。
呈色が敏感な上に安定で、微量の遊離残留塩素濃度を測定でき、常温以下でも高い測定精度を示します。
測定方法は極めて簡単で、呈色が素早くどなたでも使用でき、野外や現場での測定に便利です。
B − A = 結合残留塩素 (mg/L)
0.1 、0.2 、0.3 、0.4 、0.7 、1.0 、1.5 、2.0 、2.5 mg/L
BTB指示薬は、酸性(黄)〜中性〜アルカリ性(青)の発色で測定できます。
電極法のような標準検定や電極管理の手間がなく、現場や試験室で手軽に測定できます。
0.2刻みの9段階の標準色による比色のため、誤差が殆どありません。
検水の呈色と標準色が、プリズム、レンズにより同じ視野内で比色できるので、判定しやすくバラつきがありません。
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